自分はここ数年、iPhoneやiPadは容量小さいもの買ってます。外部にデータ置いて共有できればデバイス本体の容量ってあんま必要ないよねって事で。
で、どこに保存するのか?
SDカードリーダー使う?
↓
iPhoneはLightning、iPad ProはUSB-C…そのためだけにアダプターを何個も用意するとか無理、耐えられない。
Macに共有フォルダー作成?
↓
Macの電源入ってないと使えない
NAS?
↓
そこまで大袈裟じゃなくてもいいかなぁ
買ったのは『RAVPower FileHub RP-WD009 』
買ったのはこれ↓
なんと1台5役、もしくはそれ以上の変態ガジェット!
どんな機能があるのか記事にしてみたいと思います。
Wi-Fi SDカードリーダー
この製品のメイン機能といえば専用アプリとWi-Fiで無線接続できるカードリーダー機能。
同じようなWi-Fi SDカードリーダーは結構あるんですがコイツは高速な5GHz帯も使えるのがミソ。他製品では2.4GHzしか対応しないものばかり。
正確には過去にラトックシステムズから『REX-WIFISD2』という両帯域対応の機種が唯一無二で存在(持ってます)してましたが数年前に生産終了。ファームウェア開発も終了しているため、今後デバイス側のOSアップデートで使えなくなる可能性もあるし、バッテリー容量も小さく接続がUSB-Cじゃなかったりとそろそろやばい感じでした。
USBハブ
USB-A端子にUSBメモリやHDD・SSDなどの外部ストレージを接続利用できます。2.5インチ外付けHDDまでなら内蔵バッテリー使用すれば外部電源無しで動作。
モバイルバッテリーにもなる
6700mAのバッテリー内蔵で、外出先でも使えるようになっています。カードリーダーとして使う分には余裕の容量。というか1000mAもあれば大丈夫でしょう。
で、その有り余ったバッテリーはモバイルバッテリーとして利用出来ます。iPhoneとかの予備バッテリーとしては必要十分ですね。
無線LANルーター
LAN端子が付いてます。
ここに有線LANを接続するとWi-Fiルーターとしても機能します。
出張や旅行先のホテル/旅館で有線LANしかなかった場合にコイツ繋げるだけで簡単にWi-Fi化できますね。
DLNA、Sambaによるファイル共有
サーバー機能を内蔵しておりiPhoneなどから操作して外部機器(ディスプレイやプロジェクターなど)に映像を転送再生させることができます。
sambaサーバーのほうは読み出しのみですがiOSやiPadOSのファイルアプリからも接続できます。
デバイスのバックアップ機能がある
専用アプリでデバイスの写真や電話帳をバックアップする機能があります。パソコンを利用してない人なんかにオススメです。
SDカード一括コピーボタンがある
SDカードの中身をUSB-A端子に接続したHDDやSSDなどのストレージに一発コピーするボタンがあります。カメラで撮影したデータをとりあえずHDDなどに移してSDカードを空にしたい!って時に使えそうですね。
2.4GHz帯と5GHz帯が同時に使える
2つの帯域が同時に使えるので2.4GHzのWi-Fiしか使えない機器と5GHzのWi-Fiしか使えない機器も同時に通信できます。SDカードの横に切り替えボタンがあるのでコレを長押しする事で「2.4GHz→5GHz→両方」と切り替えることができます。
実際に使ってみる…
ここからは実際に使うための設定手順を。
といっても説明するほどのことはないです。
まずは開梱。
・本体
・マニュアル(読んでませんが)
・充電&PC接続用ケーブル(USB-A to USB-C)
いたってシンプル
短めのUSB-Cケーブルって意外と他でも役立ちます。
本体短い辺のほうに各端子類があり、カバーが付いています。
カバーを開けるとこんな感じ。左から…
・USB-A端子(ハブ機能有、5V/1A出力)
・USB-C端子(本体充電用、5V/2A入力)
・LAN端子(有線LANの無線化に使う)
専用アプリをダウンロードする
あとでRP-WD009と接続する際にインターネット環境が一旦途切れる事になるので、その前に専用アプリを↓からダウンロード
ちなみにiOSアプリは旧バージョンも用意されてるので古いiOS使ってる人も使えますよ。
RP-WD009とWi-Fi接続する
RP-WD009とデバイス (今回はiPad mini)をWi-Fiで直接接続します。
まずRP-WD009側面の電源ボタンを長押しして電源投入。
しばらくしてiPhoneの設定からWi-Fi画面を開くと「RAV-FileHub-◯◯◯」という接続先が出てくるので接続しましょう。パスワードは初期設定だと「11111111」。1を8桁ですね。
ここまで設定したらとりあえず上でダウンロードした専用アプリでRP-WD009に繋いだストレージにアクセスできます。でもこのままだとインターネットに接続できてない状態です。
RP-WD009をインターネットに接続する
デバイスとRP-WD009をWi-Fiで直接続した状態で先にダウンロードしておいたアプリ「RAV-FileHub」を開きます。
最初にアカウント登録画面が出たと思うので登録しましょう。
で、↑のホーム画面になったら右上の歯車ボタンから設定画面を開きます。
右側のカラムのインターネット設定をタップ
黄丸で囲ったエリアから自宅のWi-Fiをタップ
少し日本語が変ですがここにWi-Fiのパスを入力しましょう。
これでRP-WD009に接続してる間もインターネットに接続することが可能になります。
オススメの使い方
この製品を使う利点といったらやはりコンパクトでワイヤレスで大容量バッテリー内蔵ということかなーと思うわけで。
ストレージは絶対SDカードがオススメ!
外部SSDやUSBメモリのような外部ストレージを一緒に持ち歩くのはナンセンス。SDならわずか4gで挿しっぱにしてても出っ張らずとってもスマートなんですよね。いまなら大容量のものも安くなってきている。100GB級のデータとかでなければSSD持ち歩くよりSDのコンパクトさが優位でしょう。RP-WD009はSDXC規格なので2TBまでのSDカードが利用できます。
電源と反対側にSDカード端子が。400GBのSDを挿れてます。
ちなみにMicroSD→SDアダプター使うと遅くなったりしないか心配だったりするんですが、コレってカードの接点部分を物理的に延長してるだけなのでカードの規格なども関係なくどれ使っても一緒なんだそうです。
使ってみて気づいたこととか
使ってみて気づいたこととかもいくつかあったんで書いてみます
アプリの出来が思ったより良い
専用アプリの出来が結構良いです。(日本語がちょっと変なとこありますが)
ファイルの転送とかもそうなんですが、動作が軽いし、ファイル削除がスワイプするだけなんでサクサク消せるのがいい。再生できるファイル種も多く大概なんでもOK。tsファイルまで再生できたのにはびっくり。
とにかく荷物が減った
自分の場合はモバイルバッテリーとLightning用USBメモリ、LightningをUSB-Cに変換するアダプターなんかを持ち歩いてたんですが、RP-WD009があれば手持ちのiPhone/iPadからワイヤレスで接続出来てケーブルレス。デバイスの端子が違う問題も一気に解決。
モバイルバッテリーにもなるんでiPhoneの充電が不十分なまま出勤するときにも役立ちます。
195g。軽い!
もっと重いかなと思ってたんですが意外と軽いんですね。
SDカード込みで199g!
アプリがなくてもブラウザから使える
実はアプリ使わなくてもブラウザから各種設定&操作できます。
iPhone場合はRP-WD009にWi-Fi接続した状態でSafariのアドレスバーに「10.10.10.254」と入れてやるとブラウザから接続できます。
SAIZO的総評 ☆4.5
3 in 1どころじゃ済まない多機能さにびっくりなアイテムです。モバイルバッテリー兼Wi-Fiカードリーダーとして使うだけでもコスパ良し。
SAIZOもそうですがiPhoneやiPadで長時間の動画ファイルの編集をするような人でなければiPhoneのストレージは最小かそのひとつ上のモノを選んで、大きなデータはRP-WD009で外部ストレージに書き出してしまうのが安上がりでいいかなと思います。
いまなら↓のSDカードが良さげ。