いきなり発売しましたね。ネット情報見てて「第二世代が発売されてから半年で出るわけないだろ〜」って思ってたんですが。
うちでは初代AirPodsも元気に稼働してるんで余裕でスルーするつもりだったのが『外部音取込モードが素晴らしい』との情報を聞きつけ我慢できずに発売日翌日の10/31には注文、11/1朝一でストアにて受け取り。発売日もそうでしたが意外と店頭在庫は豊富なようです。
さて、製品の仕様についてはいろんなとこで語られてる通りなので自分の使用環境や感想でも。
さくっと解梱
コレも散々記事あるんで適当に。
・本体とケース
・イヤーチップ大中小
・USB-C to Lightningのケーブル
・説明書
くらいでしょうか。注意点としてはアダプターが無い点とケーブルがUSB-Aではないという点でしょうか。
Macに繋いで充電してね!ってことなのでしょう。ちなみにQi充電にも対応。
対応機種がiOS13.2以降、最新のiPadOS、macOS…
はい、かなり少なくなりますね。そんな制限してて売れるのだろうか?と思いますが…
対応OSであれば装着状態チェックなどが使えます。
実はiOS10でも動く
でも実際にはiOS12以前でも使えますし、なんならAndroidでもWindowsでもフツーにBluetoothイヤフォンとしてペアリング〜使用できます。(ケース裏のボタン長押しで普通のペアリングモードになります)
この場合、iOS13.2以降でできる初回の蓋開けペアリングやステムクリックの機能割り当て設定、装着状態チェックが出来ません。あとヘイSiriも。
逆にいえばそれだけ。ステムのクリックで操作などはデフォルト設定ではありますがちゃんと使えます。ステム長押しでノイキャン/外部音取込モード切替も機能します。一度ペアリングすれば片耳or両耳に装着すると耳認識して自動接続されます。とくに不便は無し。
ただし対応を謳ってるOSでないとファームウェアアップデートができないので注意が必要です。
自分はiPhoneをiOS10で使ってるので、AirPods Proの設定やアップデートは最新OSで利用してるiPad mini 5で行ってます。
2日間みっちり使ってみた感想は…
ここから実際に使ってみた感想です。
外部音取込モードがごく自然ですごい
いわゆる補聴器みたいな感じで外の音をマイクで拾ってイヤフォンに流してくれるんですが、これがもう超自然。音のする方向まで再現してくれてるのかな?
今までのヘッドフォンなんかにもこの手の機能はありましたが、違和感が強くて結局常用できるものはなかった気がします。「自分の喋ってる声がどれくらいの音量なのかわからなくて不安になる→使わなくなる」って感じ。
でもAirPodsProでは自分の声がごく自然。話し相手や周りの音も自然に聞こえる。どっちから話しかけられたのかも自然にわかる。普通に会話出来ちゃいます。もちろん爆音で音楽聴いてたらかき消されるんでダメですけど。そもそもカナル型になったのでそんな音量上げなくても大丈夫。
この機能が活かされるのって買い物時かなと。今まで初代AirPods使う時はお出かけ時は常に片耳。いくらオープンエア型と言っても両耳つけてると自分の声が聞き取りづらくて会話もしづらい。
でもAirPods Proはずーっと両耳つけっぱなしでOK。買い物時、レジで話しかけられてもちゃんと聞こえます。自分の声も聞こえるので普通に会話出来ます。ただ相手は「こいつ聞こえてんのかな?」って感じで怪訝な顔してますが。なので食い気味で答えて聞こえてますアピール(笑)
おうちで家事しながら使うのも良いです。洗い物してる時の水の音や、洗濯機の音も聞こえるので作業しやすい。足元に寄ってきた猫の声も聞こえます。無音で音楽しか聞こえない状態だとやっぱ何するのにも不安。
ここまで自然だと、音楽を聴くぞ〜ってよりBGMを流してる感じ。イヤフォンしてるからアレが出来ないコレが出来ないってのがない。
意外と良かったのが鼻歌歌う時(笑)
イヤフォンなんで曲の細かい所まで聴こえる。自分の声もそれに合わさってしっかり聴こえる。カラオケの練習にいいかも?音楽聴きながら作業してるとすぐに歌い出して気持ち良くなっちゃうので作業進みません。
もう自然すぎて忘れてましたがこの機能、音の遅延もまったく感じないです。スバラシ。
ノイズキャンセルの威力もなかなか
ノイズキャンセルをオンにするとスッと辺りが静かになります。モノを叩くような鋭い音は多少聞こえますが、空調の音や人の話し声などの環境音はほぼ消してくれます。他機種のノイズキャンセルにあるようなモーっとした違和感というか閉塞感?が少なく気持ち悪くなりにくい。
音質はあえての普通?
よく言えば低音も高音も煩くなく聴きやすい。長時間聴いても疲れない。
悪く言えば物足りない。BOSE系が好きな自分としては特に低音。でもこの辺は再生機器やプレイヤーのイコライザーでなんとでもなる気がするので大丈夫。
防水機能がついてメンテナンス性も向上
IPX4の防水性とのことです。汗や雨程度ならそんなに気にする必要はなくなりました。Xとあるので防塵性はテストされていない。
シリコン製イヤーチップの内側には網目状の耳垢ガードついているのでAirPods Pro本体に汚れが入ってしまうことはありませんしチップは外して洗えます。AirPods Pro本体はウェットティッシュ(水気が多い場合は絞ってから)で拭いて乾かす感じ。ノンアルコールの方が素材には優しいかも。
初代AirPodsは防水でもないしガッツリ耳垢で汚れてしまう仕様だったのでコレは嬉しい進化。
SAIZO的総評 ☆4.5
マイナス点は価格のみ。機能を知れば税込3万強の価値はあります。
お出かけ時は外部音取込モード。落ち着いて音楽聴きたくなったらステム部分つまんでノイキャンモード。この使い分けが1台のイヤフォンで簡単に出来ちゃうのは本当素晴らしい。
今でも「ワイヤレスは音が悪いからダメ」と言いながら有線イヤフォンを外で使ってる人いますがSAIZO的にはお出かけ時であればワイヤレスになることによるストレスフリー化の方が遥かに大きいと思うので是非試してみてほしい製品です。