Mac使いであれば必須ともいうべき仮想ソフトのPrallelsDesktopなんですが、ひとつだけ困ってることがあったんです。それがタイトルにもある時計のズレ。MacとWindowsで時々ですが激しくズレちゃう…ときが。
最近いろいろ設定を弄って発生しなくなったようなので記事にしてみます。
いまのとこズレは再発していません。
時間がズレるとなにが困る?
実際ズレてみるとわかるんですが、いろいろ困るんですよね。
レコーダーソフトの録画が失敗する
SAIZO的にはこれが超絶困ります。べつにドラマが撮れなかったとかそれくらいならいいんですが、好きなアーティストが出演・パフォーマンスした音楽番組が録画失敗してるとめっちゃ凹みますね。ライブとは違うその番組でしか見れない構成でパフォーマンスしてたりしますから。あとから買おうにも買えないんです。
ファイルのタイムスタンプが狂う
一般的にに困るのはこちらですかね。
各種ファイルの作成日時などがあてにならなくなるときが。
Parallelsで時計がズレる理由
そもそもなぜMacとWindowsで時刻がズレてしまうのか?その辺について簡単に書いていきます。
ちなみにParallels、デフォルトの設定でズレます。
自分はParallelsDesktop13ですが、14を使っている知人も普通にズレるそうです。
MacとWindowsで時刻の解釈が違う
Macは基板の時計を協定世界時(UTC)として解釈し、OS側で使用地域ごとの時差分を修正(日本はUTC+9時間)してシステムクロックの時刻として利用します。
対してWindowsは基板の時計を最初から地域ごとのローカルタイム=日本では日本標準時(JST)として解釈してそのままシステムクロックの時刻として利用します。
で、それぞれのOSは終了時などにそのシステムクロックの時間を基板の時計に反映させます。
ということはBoot Campを使うと…
MacでUTCとして書き込んだ時間をWindowsがJSTだと思って読み出してOSでインターネット時刻合わせして9時間進めてそれを基板の時計に書き込んじゃう。でMacがそれをUTCとして…
とかややこしいことになっちゃうわけです。
しかもParallelsを使うとこれが同時に発生するのでえらいことに。ひどいと3日くらい時間進んでるときも。
ズレない設定は?
ズレない設定見つけたんで忘備録として書きます。同じように困ってる方の参考になれば。ターミナルやコマンドプロンプトを使う必要はないのでだれでも設定できるかと思います。
Parallelsの時刻設定
デフォルトだとOS間で時刻同期する設定だったと思うんですが、罠です。Windows側で時計ズレが発生した場合に即Mac側にも反映されてズレます。
Parallelsの時刻同期はオフにしてください。
Macの自動時刻同期をオフに
Macの環境設定>日付と時刻を開いて『日付と時刻を自動的に設定』のチェックを外す。
写真撮り忘れましたが時間帯タブの『現在の位置情報に基づいて、時間帯を自動的に設定』のチェックも外します。
Windowsの自動時刻設定やらいろいろ
まず設定アプリ
時刻の自動設定はオン
タイムゾーンの自動設定をオフ
タイムゾーンを大阪、札幌、東京に設定
タイムスケジューラのSynchronizeTimeを無効化
[タスクスケジューラライブラリ]→[Microsoft]→[Windows]→[Time Synchronization] と辿っていきます。
インターネット時刻設定はオン
(サーバーはデフォルトのtime.windows.com)
このインターネット時刻同期のウインドウを開きっぱにすると時刻ズレが起きないような気します。『今すぐ更新(U)』ってボタンのあるウインドウです。自分の場合はレコーダーとして使うのでWindowsのインターネット時刻同期ウインドウをアクティブにしたあとスタンバイ無しでディスプレイのみ消して出かけます。これで1週間は起きてません。
時刻合わせはWindowsで
時刻合わせはWindowsのインターネット時刻設定を使います。開きっぱにしてるウインドウの『今すぐ更新(U)』ボタンで。ここをオフにしたりすると、しばらくした後に時刻がズレたりするっぽいです。
↓Parallelsで使ってるTVチューナー
↓テレビがわりにしてるプロジェクター
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