わりと自転車が趣味だったりするSAIZOです、こん〇〇は。
好きな自転車メーカーはKLEINです。でも今はVotani H3に乗ってます。寄る年波にはあらがえず電チャリです。もうロードバイクは無理なカラダになりました。
さてそんなゆるポタおぢSAIZOも含め、全ての自転車乗りにとって永遠の課題、『自転車のカギ選び』。シティサイクル(ママチャリ)だと最初からサークル錠が付いてたりするけど、ロードバイクやクロスバイクなどスポーツ系チャリにはこれがない。カギは自転車本体とは別に用意するのが当たり前なのだ。
安いカギを使おうものなら一瞬でパクられる。SAIZOも過去3回盗まれている。5000円程度のごっついクルクルワイヤー錠を使っていたがプッツリ切られていた。ボルトクリッパーなどでチョッキンされたのだ。よくよく調べてみるとSAIZOの住んでる地域では某大陸国の自転車&バイク窃盗団が活動しているらしく、夜な夜なトラックで街を徘徊しては高級バイクやロードバイクなどを片っ端からカギチョッキンして掻っ攫う。そのまま港へ運び海外へ持っていってしまうのだ。おそらく自分の自転車も即日のうちに海をわたってしまったのだろう。
ちなみに今はTATEというフォールディングロックを愛用している。もう買って5年以上になると思うが塗装部分にヒビが入り変色もひどいので新しいカギを探さねばならない。
クラファンサイトを覗いてると良さげなものがあったので応援購入してみた。
ボルトクリッパーでも切れないベルトを使った自転車ロック『和気産業 - Unbreakable』
その名の通り切ることができない素材を使ったベルトなのだという。ベルトの穴にピッタリ嵌まる専用ロックも同時に購入した。
デザイン
発送遅延メッセージが来てたが早く届いたので一安心。機能性だけ見て買ったのでデザインとか気にしてなかったけどロゴいらなかったかな。出来があまりキレイじゃないしテキスト入れただけ感が強い。あと裏側が頻繁に見える製品にテキストデザインってモヤっとする。クラファンサイトにあるシンプルなモノの方が良かった。こういうのは主張せずに端っこにタグが付いてるくらいがいい。自分的にはカギに目立ってほしくないし。何度も盗難に遭ってる身としては停めてある自転車の存在自体が目立ってほしくないのだ。あと広げた時にやたらヨレる。
カギはこんな感じ
カギはオス側・メス側と二つのパーツで構成されていて、メス側の方に黒いキャップが付いており鍵穴を蓋している。この黒いキャップが慣れるまで閉めづらい。
ベルトの端にはいくつか穴が空いていて、そこに鍵のオス側を通してロックするという仕組みだ。ロックした状態では鍵の軸部分にボルトクリッパーなどの刃が入る隙間もなく壊されづらいとの事。
ベルトは軽くて頑丈そう
ベルトは軽い。長さにもよるが150gとか?だ。製品サイトができているがクラファン時より軽くなってる? (このあと色々あって実測してない)。触った感じは本当にただの布ベルト。しかも軽いしうっすい。これでハサミや簡単な工具を使っても切れないというのだから驚きだ。ただ広げるとヨレヨレになる。
カギは使いにくい&速攻で壊れた?
実際に手に取って触ってみるとカギが恐ろしく使いにくい。触ってみてもらわないと伝わらないのだが、カギの施錠開錠がとにかくやりづらい。カギのメス側を左手で固定しながら物理カギをさして右に90度回すと開錠、そこから左に90度回して戻すと施錠となるようだ。カギの本体が掴みどころの無い円筒形なのがいけないのかもしれない。あと初期段階だからかサラッと目なグリスが中からダラダラ垂れてきてヌルヌルになるのもいただけない。
というか…『鍵のオス側を左手で持ちそこにベルトを2枚通しそれを保持しながら右手に持ったメス側に挿して、鍵本体が供回りしないようにすでにオス側とベルト2枚を保持するので精一杯な左手さんの指をのばしてメス側を保持した上で右手で鍵を挿して回さなければならない』
のだ。やっとこさ施錠した状態でちゃんとロックされているか確かめるために本体を両手で左右に引っ張ってみると『ポコッ』という感触とともに簡単に抜けた…。何度上記の苦行を繰り返し施錠しても、両側から引っ張ると外れる…。さすがに写真は載せないがメス側の内部をみてみるとわりと貧弱そうな構造で施錠した状態でハンマーで叩けばバカに出来そうにも思える。仮にこれが自分の取り付け方のミスでうまく施錠が出来てないとしても『こんなに苦労して施錠できる確率低い』とか使い物にならない。
というわけで実戦投入前にゴミ箱へ投入となった。クラファンだしね、しょうがないよね。うん。鍵は別で用意してくれればイイとか言い出しそうだけどそんなめんどくさいことしたら売れないでしょコレ。
どうかこの鍵を使って盗難被害に遭ってしまう方がいませんよーに。
問題点とか改善点的なやつ
触ってみて率直に感じた問題点や改善点的なモノを書いてみる。というかSAIZOならこうしマス的なやつ。
鍵本体とベルトは一体化すべき
鍵本体とベルトを別々にしてしまった事でク○ほど使いづらい。持ち運びのことを考えてもベルトの両端に鍵パーツを取り付けてガッチャンコすれば即施錠、ダイヤルで開錠とかにする。ボディバッグのベルトとバックルのような感じが良い。なんならロック部分はスマートロックにしてスマホで解錠できるようになったら尚よし。その場合は手動解錠手段も備えておく。
ベルトだけでなく鍵の堅牢性も大切
というかそこが一番大切。切れない軽いベルトは素晴らしい(本当に切れないのなら)。この軽さで1kgを超えるぶっといチェーンと同等またはそれ以上の役割を果たせるのだから。とんでもないメリットである。そのベルトを自転車ロックとして活かすにはやはり鍵部分の使いやすさと堅牢性にも拘らないと意味がない。
ベルトを簡単に纏めて自転車本体に取り付けられる機構が必要
いくら軽いとはいえ、ベルトそのままでは取り回しが悪すぎる。『切れない』『軽量』というメリットだけ見て応援購入してしまったが、よく考えたら使った後の汚れたベルトを素手でワシワシと畳んでポケットやバッグに仕舞うなんてのは考えただけでもおそろしいしめんどくさい。半潔癖の自分には無理だ。ベルトなのでフォールディングロックより車体やホイールに触れる面積が大きくなり汚れ易い事が容易に想像できる。ホイール触ったら手が真っ黒に汚れることを知らない人が開発したのだろう。ホイール周辺のフレームだって汚れやすい。ベルトはタスキがけすれば持ち運びもラクラクとか書いてあった気がするがあんなんするのは一部の若者だけだ。『小さく簡単に仕舞える機構を考えることが出来ないのを理由を並べて誤魔化しているだけ』に思える。
フォールディングロックではすでにあった気がするが自転車本体に取り付けたケースからシュルシュルっとベルトを伸ばして扱えるようにできると面白いかもしれない。使い終わったらまたケースにシュルシュルっとベルトが巻き取られて完了!みたいな。
まとめ。『ベルトだけあっても自転車ロックにはつかえないよね』
そういうことだと思います。ベルトだけ何か再利用できそうな用途がないか考えてるけど自分の生活の中では無さげ。
モノ系のクラファンって今までにない気になるモノ見つけるとテンション上がっちゃったり、大幅割引は100名まで!とかの文言で焦って普段のお買い物より財布の紐緩んじゃう傾向あるんだけど、あくまで支援であり買い物ではないと言うことを頭に入れとかないといけないなと。気になったものがあったら支援すればいいとは思うけど普段の買い物と同じでメリットデメリットをよく考えた上で自分にプラスになるモノを選びたいなと。